
ピアノのベース弦に張ってある巻き線に巻かれている銅線です。
硬いピアノ線に巻きつけてある状態をご覧になった方もあるはず、低音は張力との関係で太く質量がないと高音、中音とのバランスが取れません。そのため、このように低音部分は巻き線になってます。
今回、上の写真のコイルから枝毛のように銅線がちらちらしてると思いますが、メーカーの不良で巻き方に問題があり上手く取り出せなくてこのようになってしまいました。
事情があって今回は返品ができないと言うことで泣く泣く銅線くずになり、一回熔かされて形を変えることになりました
私たちの会社はもともとは、この巻き線を作るところから約60年ほど前に始まったようです。
おじいさんの代ですが、戦後すぐってことでしょうか?当時は毎年毎年右肩上がりでピアノの生産が盛んだったみたいです。
いわゆる、ベビーブームと言うんでしょうか?団塊の世代の人たちのためにこぞってピアノを買ったようです。
そんな話は遠い昔、もちろん今の子供たちもピアノを習ってる子はたくさんいますが絶対数は少ないですね。
私たちはやはりいい素材をいい仕事をすることによってよりよくしてお客様に感動を与えることが出来るように日々努力していかなくてはいけませんね。
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